ご存知、ヤエスのFT−757SXです。お持ちの局、使っていた局多いのではねいでしょうか。格安に手に入りましたのでいじって診ることにいたしました。
イヤー、だけどアルミのボタン部分の錆びと汚れ(ニコチン?)がひどいので早速クリーニングです。ボタンは緑色に錆びております・・・
フロントパネル外して、洗剤と歯ブラシで磨きました。
ボタンは「ピカール」と「クレポリメイト」で磨きました。
送信しない・・・
いやー、探すのが大変でした。原因はコネクタ(基盤部分)のハンダのパターン切れでした。
改造!
予想通り、AMの変調は駄目でした・・・。TS−50に挿入した基板入れるしかないですね。
回路図 ←クリックすると回路図が。
Q04のがバランスモジュレーターのSN16913です。5番ピンにマイクライン入ってますのでC15外して、そこに追加基板を挿入することにしました。8VとAM時プラス8VはJ14から取れますね。下記の画像の矢印はC15部分です。ロットによって位置が違うかもしれません、良く確認しましょう。画像はC15外してあります。
いやー、基板の挿入スペースが無いし、本体は合わせ基板?なので下記の画像のような方法で調整しました。ショートには気をつけましょう。
私はここに入れてみました。ショート防止に紙でくるみ、ビニール袋にいれました。
しかし・・・(汗)
調整して蓋を閉めると何故か、うまくいかない・・・。基板はきつきつな場所に入れましたので半固定VRが押され値が変化しまっていました。
それで下記の横向きVRに変更です。
下記のような感じになりました。入力側のVRは外して直結です。部品はあらかじめ倒して、薄くなるよう装着しましょう、ほんと狭いです・・・
結果OKになりました。早速ダイナミックマイクでテスト運用を行ったところとてもFB変調レポートいただきました。アスタティックのマイクで試してみたいですね。
改造の前に・・・
757改造の結果を早速師範に報告したところ「757はコンプレッサーを調整すればAMは大丈夫だよ!OFFだと駄目だよ」と、お言葉をいただきました。
そこでブロック図を見てみるとコンプレッサーはリミッターアンプなんですね・・・、AF型のクリッパータイプですので本体背面のVRをTS−50のようにハウリングさせて調整すれば使えそうですね
(T_T)
あとAM CARはAM時のパワー調整ですから100W機でしたら30Wくらいがよいでしょう。
そうそう、メーター照明は玉切れしましたので安物の青色LEDに交換しました。ナイトシーンは綺麗ですよ!
ツマミとフロントパネルは綺麗に磨きましたので見違えるほどになりました。
使用感
・ メモリーが8個しか無いですね、せめて30個くらいあれば実用的です。あと、モード切替は手動ですのでAMとSSB、FMとあちこち顔を出す局長さんにはNGです。Uの方が良いです。
・ 受信音はこもってませんのでAMラジオ効く時など良い感じです。
・ この無線機はゼネガバ改造のハシリです、思い出の多い局長さんも多いはず、大切にしましょう。