まずはダイオードカットから。フロントパネルの裏側についているシールド板をまず外します。
D66 カット ディスプレイの10Hz表示
D77 カット AMモードでの送信可能
D78 カット 18MHz帯送信可能
D79 カット 24MHz帯送信可能
D80 カット ゼネガバ送信可能
D80のカットは非常通信の連絡設定用の周波数4630KHzを免許申請する以外はカットしないほうがよいでしょう。ハムバンド以外での誤送信防止のため。
この無線機は何故かダイオードカットしないとAMモードで送信できません。CB使用防止のためでしょうがこの変調では・・・
下のフィルターはTS-570SGをワイドフィルターに交換したものと下は何から外したか忘れました・・・。
TS-440の455KHzのフィルターは2.2KHzと狭いのでSSBの変調をよくするために2.4KHz(小さいほう)に交換し、受信時のスカート特性をよくするために2。4KHz(大きいほう)を挿入しました。
これで送信音及び受信音もよくなりました。本当はキャリアポイントの調整が必要ですが、現在の所、必要性は感じていません。
フィルター交換で基盤を外したついでにBC帯の感度アップ改造をしました。下記の画像のとおりケンウッド機特有のATT(R12、R13、R14)を取り外し、R12の部分にジャンパー線を半田しました。これで快適にAM放送できるようになりました。
*放送局の局はしないほうがよいかも・・・
そして最後にAM基板を挿入しました。ポイントは回路図を参考にしてください。
マイクラインの入力、出力はC133(1μ 50V)を外し、そこにつなげました。
8Vはマイクコネクタに行くJ21の1番ピンから。
AM時のAMBはJ17の3番ピンから。
基板の詳細はTS-50のページを参考にしてください。
これで快適に運用できますね〜。音響メーカーのケンウッドですので受信音はよいです。QSOに疲れた時は田舎のAM放送を受信してくつろげます。
またAM送信時もプロセッサーONになりますのでアスタティックマイク使わないでノーマルマイクでも良いレポートいただきました。
修理ならびにレポートに協力いただいたFT-817R氏、太郎氏に御礼申し上げます。
しかし・・・
セラミックフィルター2.4KHzにしましたがSSB変調いまいちでしたので秘蔵の3KHzフィルターにしました。もう手持ちはなくなりました・・・
そうすると、クリスタルフィルターも交換したいですね。TS−850から外したYK−88S2(2.7KHz)にしました。外した2.4KHzはオプションのCWフィルターの場所にセットしました。7メガなど混信の多い時はナロー(2.4KHz)にすればFBです。
しばらく使ってみましたがまあまあの無線機に仕上がりました。ATチューナーも内蔵ですのでローバンドに顔出す時も安心です。やっぱりメーターはアナログですね、このあとのTS−450からはデジタルですので大事にいたしましょう。