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ハムフェア行きました

  ハムフェア行きました 一般人 2000/08/24 09:26:29 
  いまの常識ではにわかには信じ難いと思いま... 一般人 2000/08/27 08:47:51 
Re: ハムフェア行きました [返事を書く]
いまの常識ではにわかには信じ難いと思いますが、ハムフェアのクラブ出展は、91年開催のときまで出展料がかからなかったのです。95年のフェアまでは、会場が、江東区晴海にあった、(現在は再開発にともない、壊され新規造営中)国際貿易センターというところでした。そこでは、現在とはことなり、会場が1階と2階にわかれていて、1階が業者ブース、2階がクラブブースとなっており、さらに入場料も1000円ちょうどでした。ところが、92年開催のときから、クラブブース出展者の中に、物品販売に終始する団体があることを理由をして、クラブブース有料化がなされました。当初、出展料は2万円だったようです。そして、96年、97、98年は国際展示場「東京ビッグサイト」で、そして99年以降は横浜でおこなわれるようになったのは、よく知られています。ところが、ビッグサイトに移ったときから、クラブ出展料金は、JARLが会場に支払う、賃借料が高くなったということで、大幅に値上げされ、1区画3万3千円に設定されました。一部を除いて通常は2区画ですから7万円前後になりますが、いずれにせよ、横浜に移ったあとも、この費用は大差ない状態です。
したがって、90年代初期までは、出展者の飲み食い、宿泊の経費こそ必要なものの、全国のいろいろなクラブが気軽に出展することができ、さらにオマケとして、儲けを度外視した、とてつもなく安価なジャンクなどに巡り会うチャンスがありました。ところが、92年以降の段階的な、出展料の徴収、そしてその値上げに伴い、以前のような出展形態をとっていたのでは、とてつもない赤字を自腹を切って負担せざるをえなくなるため、あらゆるクラブが気軽に出展できる雰囲気では、とてもなくなってしまいました。そのため、一例として、市場価格100円のジャンク品に500円はたまた1000円などといった値段がつけられて販売される、異常事態を招いてしまったのです。無論、これによって一番割りをくってしまったのはわたしたち、一般の入場者でしょう。本来なら、いろいろなクラブの人々と交流をはかり、親睦を深めるという、本来の趣旨とはとうていはずれ、物品売買が必然的に主目的にならざるをえない団体から、しかも高い買い物をさせられる羽目になってしまうわけです。もちろん、この状況下でも、逆風に負けじといわんばかりのおもしろい買い物をしたり、また自己団体のPRを大いに行い、さらに多くの局とQSOする絶好の機会だと、ハムフェアを捉える人々がいるからこそ、現在までそれは存続しているわけですが。ところが、悪い立場におかれているのは出展者も同様なのです。7万円にも及ぶ出展料を払っておくのだから、現在出展しているクラブは、まさに「ハムフェアの商業化」の波にのって、さぞかし創意工夫を凝らして、収益を上げているのだろう、などというのは的はずれです。わずか3日間の開催期間をつかって、出展料以上のもとをとるのは至難のワザだったのです。いうまでもなく、赤字が出ないようにするためには、仲間うちの不要品ならともかく、外部から仕入れてきたものを売るならば、相当買いたたいてくるか、前記のように、相場以上の設定をしなくてはならないのですが、いうまでもなくこの不況下、あまりにも強気の設定をしてしまうと、誰も見向きをせず、不良在庫を抱えてしまう、という最悪の結果を招きます。そのため、ある程度の安い値段をつけることが必須条件なのですが、それでは今度は赤字がたくさんでてしまうというジレンマに陥ります。具体例では、今年そこそこ人が集まっていて、それなりに売れていそうなクラブでも、実は冷やかし組が少なくなくて、3日目になっても赤字が解消できていなかった、また別のクラブでは、クラブ内で安く買うために共同購入したある新品商品の余剰品に、出展料支払いの為に少し上乗せして売りにだしたものの、ほとんどさばけず、しょうがなくて、原価ぴったりで売りにだし、それでも残ってしまった、という例がありました。はっきりいって、これでは商売などとは程遠い状況といえるのではないでしょうか。
ここから結論づけられることとしては、ハムフェアに儲けを期待して出展するのは筋違いであり、専ら不要品の売買などといった目的に限定されるべきで、さらには売買行為よりも、もっぱら自分たちのクラブのアピールに重きをおいて、それにかかる出展費用はクラブ運営費だとわりきる位の覚悟がいるのではないかと思います。
また、はらだたしいことに、このイベントで一番得をしているのは主催者であるJARLであるといわれています。出展者から徴収する多額の上がりにあきたらず、入場者に対してもあまねく会場整理費の負担を要求するのですから、JARLは労せずして5000万円程度の銭をまきあげている計算が成り立ちます。個人的な意見としては、入場料を3500円にしてもらっても、出展料を1万円程度にしてもらえれば、現在のようなやむにやまない高い値つけにも歯止めがかかるのではないかとも思ったのですが、万一それによって入場者数がへってしまったら、JARLにとってシャレにならんということで、おそらく実行されないでしょう。やはり、腐敗組織JARLの搾取に耐えながら、その範囲においてお得な買い物とクラブとの交流を楽しむというしかたでしか、ハムフェアと楽しめないのかと思うと、やりきれないものがあります。日本より人口が多いのに、無線家総数では日本にひけをとるアメリカでは、日本のハムフェアにあたる、デイトンハムベンションとやらが、かなり民主的に、格安な出展料と多数の出展者によって行われているようです。
今度は三才ブックスの東京ペディにでも参加してみようか、とも思えてきます。
cf.会場費削減のために、台場付近の広大な空き地なりでハムフェアを開催すればよいではないかという意見がJARL総会であり、理事側から「盗難や悪天候に対処できない」という反論があったようですが、それなら開催中24時間体制で警備員を常駐させ、また手間はかかるものの、テント架設などをしても、屋内をかりるよりも出展料は安あがりなのでは?また、今年の最終日の一般入場前に、「ブース内の盗難が相次いでいて、特に出展者不在時が危ないので注意のこと」というガイダンスが、出展者向けに放送されていました。ご参考までに。
またパシフイコ横浜の警備は日通警備。
一般人 2000/08/27 08:47:51
   ├貴方の意見に同感です。 通りすがりの同感者 2000/08/27 09:29:31 
   └遠い田舎から、銭をかけて行くほどのハムフ... 地獄の番人 2000/08/27 13:18:06 

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